Profile
日本の伝統美は
構造を軸に、現代へ
MAYA HASEGAWA Obi Couture

長谷川 愛弥

hasegawa maya

ファッションデザイナー・ブランド運営

大阪府

ACTIVITIES 活動内容について
Service

帯クチュールデザイナー MAYA HASEGAWA

帯を装飾ではなく“構造”として再定義する「帯クチュール」を展開。
日本の伝統美を現代ファッションへと昇華し、和と洋を融合させた装いを提案しています。

Service

帯クチュールコレクション・演出活動

帯クチュールを軸としたコレクションを国内外で発表しています。
パリでのショー開催をはじめ、日本の伝統美を現代ファッションへと再解釈し、和文化・アート・空間演出を融合させた独自の表現活動を行っています。

Service

レンタルスペース「Lino」の運営

展示会・試着会・撮影・ポップアップなどに活用できる「レンタルスペースLino」を運営しています。和モダンsuiの世界観を体感できる空間としても活用し、人とブランド、人と感性をつなぐ場づくりを行っています。

Message 私の想い
私は、“美しさ”とは誰かに与えられるものではなく、自分自身の感覚で選び取るものだと考えています。 だからこそ、着物や帯を単なる「伝統」として扱うのではなく、今の時代を生きる感性と融合させながら、新しい価値として再構築することを大切にしています。 日本には、本来世界に誇れる美意識や技術、素材があります。けれど、多くの人がその価値に気づかないまま、古いものとして埋もれてしまっている現実もあります。だから私は、眠っている着物や帯に新たな命を吹き込み、“今だからこそ美しい”と感じられる形へ生まれ変わらせたいと思っています。 また、大量生産・大量消費の時代の中で、「自分で選ぶ感覚」を取り戻すことも大切にしています。 誰かの評価や流行ではなく、自分の感性で選び、自分らしく生きること。 この表現を通じて、日本の美意識と、一人ひとりの感性が自由につながる未来をつくっていきたいと思っています。
my story 私の物語
PHASE 01 幼少期 ― “つくること”が当たり前だった少女時代

幼い頃から、絵を描くことや服に触れることが大好きだった。
母は服を作ることができ、「こんな服が欲しい」と伝えると、実際に形にしてくれる環境が身近にあった。
そのため、“服は買うもの”というより、“つくれるもの”という感覚が自然と根付いていた。
小学生の頃から、自分で服のデザインを描いたり、「こんなものがあったら素敵だな」と想像する時間が好きだった。
今振り返ると、この頃からすでに“自分だけの世界観を形にしたい”という感覚が芽生えていた。

PHASE 02 高校時代 ― “誰かと同じ人生”への違和感

高校時代、周囲はテストや成績、決められた進路に向かって努力していた。
けれど、その姿を見ながら、「この競争を続けていく人生には進みたくない」と感じていた。
誰かと比べられる世界ではなく、“自分にしか生み出せないもの”で生きていきたい。
その感覚は、やがて“構造“として形になっていく。
この頃、「服づくりの道へ進む」と決意。
絵を描くことやファッションへの興味を、自分の人生へつなげようと決めた。

PHASE 03 学生時代 ― ファッションの基礎を学ぶ日々

高校卒業後は服飾短大へ進学し、その後、専門学校へ編入。
デザイン、縫製、パターンなど、服づくりの基礎を徹底的に学んでいく。
“唯一無二の世界観をつくりたい”
その想いは学生時代から変わらなかった。
単に流行を追うのではなく、「自分にしか表現できないもの」を模索し続けていた。

PHASE 04 企業デザイナー時代 ― 大量生産への葛藤

卒業後は企業デザイナーとしてアパレル業界へ進む。
デザイナーとして働きながら、「もっと服づくりを深く理解したい」と考え、パタンナー業務も兼任。
昼はデザイナー、夕方からはパタンナーとして終電まで働く生活を続けていた。
しかし、20年以上アパレル業界に身を置く中で、大量生産・大量消費の構造にも違和感を抱くようになる。
服は華やかに見える一方で、その裏側では多くの人が疲弊している。
「誰も幸せになっていない構造を変えたい」
その想いが、後の活動へつながっていく。

PHASE 05 転機 ― 着物との出会い、そして“帯クチュール”構想へ

活動の転機となったのは、着物を使ったオーダーメイド依頼だった。
そこから、“着物を現代の感覚で自由に取り入れる”表現を模索し始める。
ただ、目指していたのは単なる「着物リメイク」ではなかった。
着物文化の中で脇役として扱われてきた“帯”に着目し、その存在を再定義しようと考える。
帯を“装飾”ではなく、“構造”として捉える。その概念に名前を与えた。
「着物リメイク」という既存カテゴリーではなく、自ら新しいカテゴリーを生み出そうとしていた。
それが「帯クチュール」という定義だった。

PHASE 06 挑戦 ― “和の表現”が世界へ広がる

和モダンsuiとして活動を続ける中で、その独自の世界観は海外からも注目されるようになる。
フランスでのファッションショー開催や、海外アート雑誌への掲載など、活動の場は世界へ広がっていった。
海外では、作品を「伝統工芸」ではなく、“彫刻的で構築的なアート”として評価された。
その評価を通して、自身の表現は「構造を持つアート」へと明確になっていった。

服だけではなく、空間、雑誌、アート、表現すべてを通して、“美学そのもの”を、表現として提示しようとしていた。

PHASE 07 現在 ― “自分らしさを取り戻す”ための表現活動へ

現在は、帯クチュールを軸にオーダーメイド制作、ファッション表現、空間演出、展示活動などを展開している。
根底にあるテーマは、「自分らしさを取り戻すこと」。
SNSの“いいね”やアルゴリズムに流されるのではなく、自分の感覚で選び、自分の美意識で生きる。
その感覚を、服や空間を通じて伝え続けている。

フランスでのファッションショーや海外雑誌での発信、さらにカンヌでの活動など、表現の場は国内外へ広がっている。
海外では、“着物リメイク”ではなく、「構築的なアート」「彫刻的な表現」として作品が評価され、日本文化を新しい視点で再解釈する存在として注目を集めている。

また、無人ショールームや体験空間なども、「誰かに選ばされる」のではなく、“自分で選ぶ”ことを大切にした表現の一つ。
帯を主役にすることは、人生の主役を自分に戻すこと。
そんな哲学を軸に、「帯クチュール」という新たな価値を発信し続けている。

WORKS これまでの実績

パリ・ファッションウィーク期間中にコレクション発表

カンヌ国際映画祭の衣装デザイン

アパレル業界で企業デザイナーとして20年以上活動

海外アート雑誌へ作品掲載

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