Profile
障害という言葉を
仕組みでなくす
株式会社O-lys 代表取締役

脇 葵依

waki aoi

障害者就労支援

長崎県

ACTIVITIES 活動内容について

障がいのある子ども向けキャリア教育

一人ひとりの個性や強みに目を向け、将来の選択肢を広げるキャリア教育プログラムを提供しています。自分の「好き」や「得意」を言語化し、未来に希望を持てるような学びの機会をつくっています。

障がい者の就労支援

働くことに不安を抱える方に対して、自己理解のサポートやスキル形成を行い、それぞれに合った働き方を見つける支援を行っています。継続して働ける環境づくりも重視しています。

企業との雇用マッチング支援

企業と障がいのある方をつなぎ、双方にとって最適なマッチングをサポートしています。特性ではなく強みに着目したマッチングを行うことで、活躍できる環境づくりを支援しています。

強みを可視化する仕組みづくり

障がいのある方の「できること」や「強み」を見える化する診断ツールや仕組みの開発に取り組んでいます。個々の可能性を正しく評価し、社会全体で活かしていくための基盤づくりを進めています。

Message 私の想い
幼い頃から病気とともに生き、何度も救急搬送される日々の中で、「なぜ同じ子どもでも未来に大きな差が生まれてしまうのか」という強い違和感を抱いてきました。その想いから医療の道を志し、作業療法士として子どもたちと向き合う中で、診断名によって可能性が制限されてしまう現実に直面しました。本来一人ひとりにあるはずの個性や強みが、十分に見られていないことに疑問を感じるようになりました。 その後、海外で障がいを「弱さ」ではなく「個性や才能」として捉える価値観に出会い、「見方が変われば未来は変えられる」と確信しました。そして、「大人になりたくない」と語った一人の少年の言葉が、起業を決意する大きなきっかけとなりました。未来を諦めてしまう子どもたちを一人でも減らしたい、そのためには社会のあり方そのものを変える必要があると感じました。 現在は、障がいのある方が「できないこと」ではなく「できること」や「強み」で評価され、自分らしく可能性を広げていける社会の実現を目指して活動しています。
my story これまでの歩み
PHASE 01 病気とともに生きた幼少期

生まれたときから病気を抱え、幼い頃は病院で過ごす時間が多かった。月に何度も救急搬送される生活の中で、同じ病室には自分よりも厳しい状況の子どもたちがいた。「病気があるだけで、人生はこんなにも理不尽なのか」。その疑問が、いつか誰かを助ける仕事に就きたいという想いの原点になった。

PHASE 02 小学5年生で決めた「子どもを助ける仕事」

病院で出会った子どもたちの姿を見て、小学5年生の頃にはすでに医療の仕事を志すようになっていた。自分と同じように病気や障がいと向き合う子どもたちを支えたい。その想いから、子どもの分野に関わる作業療法士を目指し、医療の道へ進んだ。

PHASE 03 医療の現場で感じた「限界」

総合病院の小児科で作業療法士として働き始める。多くの子どもたちと向き合う中で、ある違和感を抱くようになった。医療の現場では、子どもたちは「ADHD」や「発達障害」といった診断名で分類される。しかし、その子の個性や可能性はカルテには書かれていない。「医療だけでは、この子たちの未来を広げることはできないのではないか」。その気づきが、新しい学びへの扉を開く。

PHASE 04 海外で学んだ「教育」の可能性

医療の枠を超えて学ぶため、24歳で仕事を辞めオーストラリアへ渡航。現地ではモンテッソーリ教育を学び、保育士資格も取得した。海外の教育現場では、障がいを「弱さ」ではなく**個性や才能(ギフト)**として捉える文化があった。その価値観に触れたことが、人生の大きな転機となる。

PHASE 05 二足のわらじで始めた障害者向けキャリア教育

日本に帰国後、作業療法士として働きながら、個人事業として障害者向けキャリア教育の活動をスタート。当時は副業が一般的ではなく、周囲の理解を得ることも簡単ではなかった。それでも、障がいのある子どもたちの未来の選択肢を広げたいという想いから活動を続け、オンラインで世界の講師とつながる教育プログラムを少しずつ広げていった。

PHASE 06 「大人になりたくない」と言った少年

転機となったのは、脳性麻痺の少年との出会いだった。6年間リハビリを続けてきたある日、少年はこう言った。
「僕は病気があるから、仕事も結婚もできない。だから大人になりたくない。」
その言葉が胸に深く突き刺さる。子どもたちが未来を諦めてしまう社会を変えたい。その想いが、起業という決断へとつながった。

PHASE 07 株式会社O-lysの誕生

約6年間の活動を経て、2023年に会社を設立。現在は、障がいのある子どもたちへのキャリア教育、障がい者の就労支援、企業との雇用マッチングなどの事業を展開している。目指しているのは、障がいのある人が「できないこと」ではなく「強み」で評価される社会。可能性を基準に人が活躍できる未来づくりに挑戦している。

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