経営者の意思決定に伴走
二田水 尚
NAO NITAMIZU東京都
東京都
採用、広告費、投資、新規事業、役員報酬など、経営者が一人で抱えがちな判断に伴走。税理士・CFO視点とコーチングをかけ合わせ、安心して選択できる状態をつくります。
経営方針を決める前に、「どんな人生を送りたいか」「会社を通して何を実現したいか」を丁寧に整理。まだ言葉になっていない本音やワクワクを引き出し、経営の軸へ変えていきます。
1年後、3年後、5年後の理想から逆算し、売上、利益、納税額、資金繰り、投資額を見える化。予算実績管理やKPI設計を通じて、数字を経営判断の味方にします。
ビジョンと数字を、具体的なタスク、優先順位、期限へ落とし込みます。融資サポート、バックオフィス整備、必要な専門家やパートナーとの連携まで、前に進める環境を整えます。
父、母、3歳上の姉との4人家族で育つ。幼い頃は神奈川で過ごし、年長の時に北海道へ。小学校低学年の時期は北海道の大自然の中で、キャンプやスキー、外遊びを思いきり楽しんだ。姉とは今も仲が良く、友達にも恵まれ、みんなで遊ぶことが好きな明るい子どもだった。一方で、一人の時間には数字を塗って絵を完成させるパズルや絵を描くことにも夢中になり、人と関わる力と、黙々と考え形にする力の両方が育っていった。
公立中学に進み、さまざまな背景を持つ友人たちと関わりながら過ごす。学校では友達と上手に付き合う一方、家庭では両親の不和や姉の変化が重なり、「自分だけはちゃんとしていよう」「母を安心させたい」という思いが強くなっていった。家の中に渦巻く重さに飲み込まれないために、自分はどうすれば幸せになれるのかを中学生ながらに考え続ける。この頃に育った空気を読む力、人の立場を見ようとする感覚は、後の伴走型支援の土台になっていく。
神奈川の公立進学校へ進学。校則が少なく、生徒の自主性を大切にする自由な校風が自分に合っていた。特に印象に残っているのは、体育祭の「仮装」。縦割りチームで物語をつくり、衣装、大道具、小道具、ダンスまで生徒だけで作り上げるミュージカルのような競技だった。1年生から仮装パートに関わり、3年生では脚本やダンスづくりにも携わる。自分たちで考え、役割を分担し、ひとつの世界観を形にする経験は、後に経営者の構想を形にする仕事へつながっていく。
早稲田大学商学部へ進学。高校時代に両親が離婚し、母が専業主婦から働き始める姿を見たことで、「手に職を持つこと」の大切さを強く感じるようになる。もともと恋愛や家族の相談を受けることが多く、人の話を聞き、力になれる仕事に惹かれていた。商学部で学ぶ中で、専門性を持ちながら人の役に立てる道として税理士を知り、大学2年生頃から予備校にも通い始める。大学生活、恋愛、資格勉強を同時に抱えながら、自分の武器を育てていった。
大学卒業後、税理士法人に入るものの、3ヶ月で退職。法人向けの現場に立った時、法人税を学んでいなければ会社の役に立てないと痛感したことが理由だった。自分が力を発揮するために何が必要なのかを見極め、再び学び直す道を選ぶ。所得税に加えて法人税も学び、約5年をかけて税理士資格を取得。その過程でアルバイト先の税理士法人で、後にビズワクを共に立ち上げる共同代表と出会う。すぐに深い関係になったわけではないが、互いにリスペクトを持ち、節目ごとにつながり続ける存在となった。
税理士法人で正社員として経験を積んだ後、結婚を考えていた相手との婚約破棄をきっかけに、環境を変える決断をする。同時に、会社の外側から助言するだけでは本当に必要な支援が見えないという違和感もあった。そこで大手人材会社の経理部門へ転職し、会社の内側へ。営業、制作、総務など多様な部署と連携しながら、経営者がどんな数字を必要としているのか、税理士と会社側の間にどんなズレがあるのかを体感する。マネージャーとして業務効率化にも取り組み、経理・財務を現場で活かす視点を磨いた。
結婚・出産を経て、産休育休後の復帰を考えた時、マネージャーとして戻れば家庭を大切にしきれないと感じる。部署異動により税理士資格を活かしにくい環境になったことも重なり、「子どもにどんな働く姿を見せたいのか」「なぜ税理士になったのか」を改めて問い直した。そして、子どもが1歳の頃に独立を決意。先輩税理士の声かけもあり、税理士法人の立ち上げに関わる。紹介で顧客が広がり、解約もないほど信頼される一方で、財務支援や予算づくり、未来の数字づくりまで顧問料の範囲で担い、身を削るように支援していた。
第二子を妊娠中、お腹の中の子に病気が見つかり、出産して2日後に見送る経験をする。大きな喪失の中で仕事ができなくなり、半年ほど休む時期を過ごした。その時、長く受けていたコーチングを通じて、自分がどう生きたいのか、本当に大切にしたいものは何かを問い直す。「亡くなった息子に、どんな世界を見せたいのか」という問いが、再び立ち上がる力になった。肩書きやスキルではなく、ありのままの自分を信じてもらえることで人は力を取り戻せる。その体感から、コーチングを学び、数字と心の両面で経営者に伴走するビズワクの現在へとつながっている。
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