キャリアを諦めない社会へ
小谷 明日香
odani asuka京都府
京都府
大企業での5年以上の職務経験がある子育て世帯をはじめ、時間や場所に制約があっても高いスキルを持つ人材をチーム化。企業ごとの課題に合わせてチームメンバーを編成し、実務と進行管理、業務改善の領域まで支援しています。
企業の「忙しくて回らない」状態を、業務の切り出し・手順化・再設計からサポート。経理、総務、営業補助、カスタマーサポート、リサーチ、翻訳、デザイン、制作などを柔軟に組み合わせます。
京都北部を拠点に、女性起業・地域人材活用・新しい働き方をテーマに登壇やワークショップにも取り組んでいます。企業、働く人、地域がともに持続できる仕組みづくりを広げています。
京都府宇治市で育ち、高校教師の両親のもと、4人きょうだいの長女として過ごす。
小学生の頃、高学年での転校をきっかけに20人以上が関わるいじめを経験。誰にも言えずに泣いていた時、強い女友達が声を上げて守ってくれたことで、「泣き寝入りするだけではなく、強くはっきり立つことで人を救える」と感じる。この体験が、正義感と当事者意識の原点の一つ。
中学では、勉強もスポーツも頑張りながら、やんちゃな同級生とも静かな友人とも分け隔てなく関わるようになる。
ある時、やんちゃな同級生が複数人で一人を責めたてる場面に出会い、「誰と誰の喧嘩なん?八対一はあかん。言いたいことがあるなら一対一で言うたらええやん」と止めに入った。怖さもあり上の学年からの仕返しもあったが人を見た目や雰囲気で判断せず、人として付き合えばいずれ分かり合えるということを学んだ。
小学6年生の自由研究で屋久島を調べ、ウミガメがプラスチックごみによって命を落としていることを知った経験が、社会問題への関心の入口になる。高校時代はその衝撃を原動力に、環境問題を世界的に研究する人になりたいと考え、勉強に打ち込む。
一方で、進学した高校では、得意分野で突き抜ける個性的な仲間たちに出会う。でも不得意分野はまるでできないのに楽しそうに笑っている仲間たち。全てのことに平均点を目指すのではなく、凸凹があっても自分の得意を突き詰めていいんだ!と感じ、より自分らしさを開花させていった。
神戸大学経済学部で、環境問題や循環経済に関心を深める。大学では、商品パッケージのごみ削減をテーマにした社会実験に関わり、企業や小売、広告会社と連携しながら、消費者の選択が変わる仕組みづくりに取り組む。
この経験を通して、「問題意識がある人だけに訴えるのではなく、仕組みを変えれば、興味がなかった人の行動も変えられる」と実感。後の事業づくりにつながる、マーケティングと社会課題解決の視点を得る。
新卒でリクルートに入社し、東京本社で約7年間勤務。タウンワークやホットペッパーなどの流通・マーケティング領域に携わり、人が情報を手に取り、行動を変えていく仕組みを現場で学び創刊ラッシュを支える。
一方で、東京で働く中で、自然や暮らしとの距離に違和感を覚えるようになる。山や川のある環境に戻りたい、自分が本当に大切にしたいものを取り戻したいという思いから、京都へ戻る決断をする。
京都へ戻った後は、京都府全域の移住支援に関わり、Uターンや移住を希望する人の相談、イベント企画、伴走支援、受け入れ地域との調整を担いのべ1000人近くを支援。
年間多くの相談者と向き合い、都市を離れたい人と、地域で人を受け入れたい人の双方に触れる中で、地域にはまだ活かしきれていない人材と可能性があることを実感。京都北部の自然や人の温かさに惹かれ、舞鶴や福知山を拠点に暮らしと仕事をつくっていく道を選ぶ。
出産後、フルタイムで主戦力として働きたい思いがありながら、時間や物理的な制約で思うように働けない現実に直面する。「仕事も子育ても、どちらも諦めたくない人は自分だけではない」と感じたことが、team.mの出発点となる。
2020年、一般社団法人KOKINの中でteam.mを立ち上げ、最初は5人からスタート。自衛隊や海上保安庁などの転勤族の妻や子育て中の即戦力人材と出会い、企業の業務を巻き取り、分解し、チームで支える仕組みを育てていく。
2024年8月、チームエム株式会社として法人化し、代表取締役に就任。大切な人を守りながら働ける社会、企業も人も地域もすいすい回る未来を目指し、今も仕組みづくりに挑み続けている。現在プロマネ17名、メンバー120名、案件クライアント数のべ65社以上。
飽き性だったのでやりたいことはまず挑戦してみること。なんでもやってみたい子でした。
まっすぐ全力
山登り・一眼レフカメラで絶景ポイントを撮ること・家族と他地域巡り(特に北陸がお気に入り)
こども3人と夫とのわちゃわちゃ生活。
夜はこどもと一緒に寝落ちし、早朝の静かな時間に仕事をする。夜中はなるべく働かない。
人間万事、塞翁が馬
京都で移住支援に関わったこと、そして2020年にteam.mを立ち上げたことです。地域、人材、企業の課題が一本につながる仕組みを構築できました。
生きがいです。無くなったら、きっと今の私ではなくなります。同じように仕事が生きがいだが時間と物理制限の中諦める人も多いはず。人の持つ経験や力を、もう一度社会の中で活かせる形に整える。そして、企業の進化と、働く人の誇りを同時に支えていきたいです。
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